【城 跡 名】チャルコロフイナ1号・2号チャシ(チャルコロモイチャシ)
【訪 城 日】1999年7月29日・2002年5月4日
【所 在 地】北海道根室市温根沼(おんねとう)
【形 態】面崖式
【主な遺構】空壕:コの字状1(1号)、コの字状連郭(2号)
【訪 城 記】
さてこのチャシを含めて根室半島にある24ヶ所のチャシが「根室半島チャシ跡群」として国指定史跡に指定されています。
このチャシは温根沼の集落の少し北寄りにあります。たぶんこの辺だろうと思って車を止めて歩いてみたら、「根室半島チャシ跡群」と書いた標柱が草で埋もれていました(^^;) 少し草の中に入ってみると、ずっと海岸の方に寄ったところに説明板らしきものがあるのが見えました。よく見るとその説明板の所まで遊歩道があったらしく地面に砂利が敷いてありますが、草を刈っていないためにその遊歩道が埋まってしまい、とても行けるような状態ではありませんでした(^^;) 遠くから見ると草にでこぼこがあり壕らしきものがあるのが見て取れました。このチャシは三重の壕やコの字状の壕などがあるようです。(1999/7/29)


厚岸をあとにして根室にたどり着いたのはまだ夕方で日がくれるまでは時間がありましたので、根室の市街地までの途中にある「根室半島チャシ跡群」のチャシを回ることにしました。この「根室半島チャシ跡群」は、国指定史跡で全部で24ものチャシが指定されていますが、前回の道東遠征の際は夏に行ったということも悪かったのですが、笹藪が深くてほとんど遺構を確認できず悔しい思いをしたという記憶が残っていましたので、「今回こそは!」という気持ちがありました。
まず最初はこのチャルコロフイナ1号・2号チャシですが、これは「根室半島チャシ跡群」の中でも規模が大きなものです。3年前は藪が深くて遠くの方に見える説明板や土塁らしきものに全く近づけませんでしたが、今回は藪もほとんど枯れていてしっかりと近づいて確認できました(^^)
私がいままで見たチャシはほとんどが壕が1~2本、多くても4本ほどしかなく、郭も1つか2つのものがほとんどでしたが、このチャシは地形図を見ると壕が10本近くあり、郭も丸いもの四角いもの含め8つほどもあり、チャシとしては非常に面積が広いものでした。
前回遠くから眺めた時に、壕か土塁かわかりませんが何か起伏があるなあと思ったのですが、近づいてみるとそれは土塁のようなものでした。これも遺構か?と思いましたが、それにしてはまっすぐと伸びていて平行四辺形状にきれいになっていましたし、このあとに行ったニランケウシ1・2・3号チャシにあった「後世の境界土盛」と似ていましたので、どうやらこれは後世のもののようです。
いずれにしても前回はほとんど遺構らしい遺構を確認できなかった「根室半島チャシ跡群」でしたが、今回は最初に良いもの見れて幸先の良いスタートとなりました(^^) (2002/5/4)








(中央の土塁状のものは後世の境界土盛と思われます。)

【城 跡 名】ウェンナイチャシ(ポントマリ2・3号チャシ)
【訪 城 日】1999年7月29日・2002年5月4日
【所 在 地】北海道根室市穂香(ほにおい)
【形 態】面崖式
【主な遺構】空壕:コの字状2条
【訪 城 記】
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。幌茂尻の集落の少し北寄りにあるはずですが、標柱すら見つかりませんでした。このチャシの壕はコの字状のものが二つつながったような形をしているそうです。(1999/7/29)
前回場所もわからず撤退したウェンナイチャシです。まず見当を付けた場所に着いたので国道沿いに車を止めました。国道の海側は牧草地になっていて、そこを海の方に歩いていくと、海に面した方に笹藪があり、そのど真ん中に標柱が見えたので仕方なく藪の中に突入しました(T_T) 標柱の所まで笹藪をかき分け近づくと確かに「ウェンナイチャシ」の文字を発見! 笹藪は膝くらいまでだったんですが、歩きにくいし壕も藪でわかりにくくなっていたので、すぐに撤退してしまいました(^^;)
ここはコの字型の壕が2つ並ぶようになっているはずなのですが、1本の壕の一部分しか確認できませんでした。(2002/5/4)

ウェンナイチャシの標柱


【城 跡 名】ヲーナイ1・2号チャシ(ホロモシリ東1・2チャシ)
【訪 城 日】2002年5月4日
【所 在 地】北海道根室市穂香(ほにおい)
【形 態】面崖式
【主な遺構】空壕:コの字状の壕が2条並んでいる
【訪 城 記】
このヲーナイ1・2号チャシは前回全く見つけられなかったところです。ウェンナイチャシのあと、そこから1.5kmほど北にあるはずのヲーナイ1・2号チャシを探しました。地形図によると小川の流れる沢の右側にコの字状の壕が2つ並んでいるのですが、見て回るうちに牧草地の彼方にここかな?というところを見つけたものの、あまりに遠くちょっと近づくのが難しそうに思えましたので、歩いていくのを断念しました(T_T) それだけでは何ですので、一眼レフの最大望遠で遠景を撮影しました。

【城 跡 名】ニランケウシ1・2・3号チャシ(ホニオイ東3・2・1号チャシ)
【訪 城 日】1999年7月29日・2002年5月4日
【所 在 地】北海道根室市穂香(ほにおい)
【形 態】面崖式
【主な遺構】空壕:半円状1(1号)、コの字状連郭(2・3号)
【訪 城 記】
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。穂香の集落の辺り、国道44号線のすぐ近くにあり、今度こそは見ることができるかと思いましたが、ここも草に埋まっており標柱は見えるもののそこまでたどり着くには草をかき分けなくてはならないようなので、突入を断念しました。(雨が降ってなければ突入しても良かったんですけど...) ここも壕の部分らしき草のでこぼこが若干確認できましたが、コの字状のつながった壕があるようです。(1999/7/29)


ここは国道沿いにあり、3号チャシは穂香にある「バイエル」というレストランの隣の空き地にありました。ここはヨの字型の壕が海の方を向いていますが、真ん中にある境界土塁は後世のものだそうで元とは形が変わっているかもしれないそうです。
「バイエル」の隣の建物の裏庭には壕の一部が残っていましたが、あれは2号チャシのもののようです。その隣あたりに1号チャシの壕の一部があったはずなのですが、人の家の裏庭をのぞくわけにも行かず、そこまでで断念しました(T_T) 1・2号チャシは壕の一部しか残っていないようですが、もとは半円形または方形だったようです。(2002/5/4)



(中央に見える土塁状のものは後世の境界土盛だという)


(アパート?の裏庭にあったので、隣の空き地から望遠で撮影しました)
【城 跡 名】アッケシエト1・2号チャシ(キナトイシ1・2号チャシ)
【訪 城 日】1999年7月29日・2002年5月4日
【所 在 地】北海道根室市穂香(ほにおい)
【形 態】面崖式
【主な遺構】空壕:コの字状連郭(1号)、半円状2重壕と半円形単壕が連結(2号)
【訪 城 記】
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。ニランケウシ1・2・3号チャシと同じくキナトイシ湾に面していて、湾の東側の台地上にあります。根室市街地の手前にある最後のチャシですので、今度こそはと思い場所を探しましたが、ここも標柱が半分ほど草に埋もれていて、突入は無理でした。ここは丸い壕やコの字状の壕がいくつも並んでいるようです。(1999/7/29)

ここは西浜町の裏の寂れた倉庫(?)の向かいにあります。今回は草も枯れていて探索もしやすいです(^^)2号チャシは半円形の壕が1本あり、1号チャシは方形の壕が3つ繋がっていました。
というわけで長い一日でした(^^;) でも、3年前にほぼ「全滅」だった根室半島チャシ跡群のチャシを4ヶ所も確認できて大満足でした(^^) ただしこの4つのチャシは、春の雪解け直後か秋の草も枯れた頃以外なら藪が深くて全く近づけないでしょうねえ(^^;) (2002/5/4)



【城 跡 名】シエナハウシチャシ(スナバウスチャシ)
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日・2019年5月2日
【所 在 地】北海道根室市牧の内
【形 態】面崖式
【主な遺構】空壕:コの字状連郭
【訪 城 記】
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。根室市街地を少し抜けた二つ目の沢を越えた辺りにあります。牧の内という地名らしく周囲には牧場が広がり牛が放牧されています。このチャシも牧場の中にあり、道路からは例の「根室半島チャシ跡群」という標柱が見えましたが、牧場の中に無断ではいるわけにもいかず遠くから眺めただけでした。ここも若干草の盛り上がりが見えましたが、あれが壕跡なのかもしれません。壕は本来はコの字形のものが二つつながった形をしていたようですが、現在は東半分しか残っていないようです。(1999/7/30)

(まさに牧場のど真ん中。中央奥に標柱が...)
道東遠征第二弾の三日目の最初はシエナハウシチャシのはずだったんですが、予定の場所についても何も見つかりません。前回来た時には標柱のようなものが見えたんですが、周囲を見回してもみても、今回は見つけることができませんでした(T_T) (2002/5/5)
令和最初の旅行、道東の旅二日目。駅前の観光案内所に寄ってから今日第一の目的地コンブウシムイチャシへと向かいました。途中、見覚えのある牧草地で車を停め望遠で写真を撮ったところ、記憶通りの場所にシエナハウシチャシの標柱を見つけました。柵があるので牧草地を横切ることはできませんが、海側の柵の外側を歩いて行けば行けそうです。次回の宿題ということで…(^^;) (2019/05/02)




【城 跡 名】コタンケシ1号・2号チャシ
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日・2019年5月2日
【所 在 地】北海道根室市牧の内
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:L字状1条(1号)、コの字状連郭(2号)
【訪 城 記】
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。ここはシエナハウシチャシを越えて次の沢の右側に見える台地上にあります。道路からは大地伝いに渡っていかなくては行けないようですので、眺めるだけにしましたが、台地上に例の標柱があるのは確認できました。(壕跡はよく分かりませんでしたが) 台地先端に近い2号チャシの方は二重・三重の壕で囲まれているようです。(1999/7/30)


ここは道路から数百m離れてまして間には湿地帯があるので遠景を眺め、写真を撮っただけでした。前回も見つけた標柱が1号チャシの上に立っていました。(2002/5/5)


道東旅行の二日目、根室市街地を出発しコンブウシムイチャシに向かう途中、また見覚えのある景色が… 車を停め遠景を撮りました。今回の旅では予定に入れていなかったので車窓から撮影したのみですが、ネットで見つけたあるサイトでは、長靴を履いて湿地帯を歩きチャシまで行った方がいました、いつかたどり着けるかなあ?(2019/5/2)

【城 跡 名】ノッカマフ1号・2号チャシ
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日・2019年5月2日
【所 在 地】北海道根室市牧の内
【形 態】面崖式
【主な遺構】空壕:半円状2個連結(1号)、半円状1状(2号)
【訪 城 記】
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。コタンケシ1号・2号チャシを過ぎ、しばらく走ると道が大きく右にカーブして、左手に岬上のものが見えてきます。(ノッカマップ川の少し手前)これがノッカマフ1号・2号チャシです。ここも道路のすぐ脇に例の標柱があり遊歩道が伸びているようですが、チャルコロフイナ1号・2号チャシと同じように草がかなり伸びているようですし、雨も小雨ですが降り続けているので、道路から眺めるだけにしました。1号チャシは円形の壕が一条、2号チャシは円形の壕が二つつながった形をしているようです。(1999/7/30)


ここは、前回遠くから説明板と標柱があるのが見えたんですが、雨が降っていたし間に笹藪が生い茂っていたので断念した所です。今回も間に笹藪があるので一瞬躊躇したものの「行けるところまでいってみよう」と進んだら、途中草が伸びていて歩きにくかったものの、なんとかチャシの所までたどり着くことができました(^^;)
1号チャシは半円形の壕が1本ありますが、かなり浅いもので深さ50cmほどしかありません。説明板によると築造途中だったのでは?とのことでした。2号チャシは半円形の壕が2本繋がった形をしていて、こちらは深さ2mほどもあるでしょうか。壕の内側にはその土を盛り上げたのか土塁状になっていました。(2002/5/5)




(空き缶などのゴミが少しあったのにはちょっとガッカリ(^^;))


道東旅行の二日目、根室市街地を出発しコンブウシムイチャシに向かう途中、ノッカマフ1・2号チャシがあったので望遠で写真を撮ってみました。横から見ると、壕でくびれているのがわかります。またこの時期に来てみたいですね。(2019/05/02)



【城 跡 名】サツコタンチャシ(サンコタンチャシ)
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日
【所 在 地】北海道根室市豊里
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:くの字状1条
【訪 城 記】
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。ノッカマフ1・2号チャシの所からさらに進み豊里の集落の西側に位置するのがこのチャシです。北側の海に面した崖上にあり、長方形型の壕をしているようですが、ここは標柱すら発見できませんでした。(1999/7/30)

ここはチャシの所まで小川を渡らねばならずちょっと苦労しました。(しかもその小川がドブのような川で(^^;)) 登ってみるとL字型の壕があり、壕の内側は一段高くなっていて、その上に小さなお社が立っていました。壕の外側には2つ竪穴住居の跡がありました。(2002/5/5)


(お社の上に鳥が止まっていました)

【城 跡 名】コンブウシムイチャシ(トーサムポロチャシ)
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日
【所 在 地】北海道根室市温根元(おんねもと)
【形 態】面崖式
【主な遺構】空壕:コの字状連郭
【訪 城 記】
サツコタンチャシを過ぎてしばらくすると、トーサムポロ沼が見えてきます。この周辺には6つのチャシが散在しています。
コンブウシムイチャシはトーサムポロ沼の少し手前サンコタン岬の東側海岸にありますが、天気が悪かったこともあって省略しました(^^;) ここは海に面してコの字状の壕が二重三重になっており、それがいくつも連結した形になってとても複雑な形をしているようです。
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。(1999/7/30)
ここはサンコタン岬の近くですが、近づいていくとその手前に民家があり、その裏側にあるようです。よっぽどお願いして見せてもらおうかなとも一瞬思いましたが、ちょっと気後れしてしまい引き返してしまいました。あとから地形図を見直してみると、二重の壕が二重になっていたり、コの字型の壕が4~5つほど並んでいるというチャシでしたので、断って見せてもらえば良かったかもしれません(T_T) (2002/5/5)
道東旅行の二日目、根室市街地を出発しシエナハウシチャシ、コタンケシ1・2号チャシ、ノッカマフ1・2号チャシを横目に見ながらコンブウシムイチャシを目指しました。前回(といっても17年も前(^^;))見た民家に近づくと「○○漁業」という看板があったので漁師さんの家のようです。その家の方がたまたま通りかかったのでチャシを見に来たことを伝えると、「時々そういう人が来るんだよ。その辺に車止めて良いよ。」とおっしゃって下さったので、ご厚意に甘えて車を停め牧草地を横断してチャシへと向かいました。(前日雨だったので長靴を履いて) 笹が茶色に枯れていて、その橋に見覚えのあるチャシの標柱がありました。近づくと、下の写真の通りコの字状の二重堀がいくつも繋がって広がっています。チャシ関係の文献に載っている実測図等を見ると、コの字状に二重堀が3~4つほど繋がっているようです。私も今まで各地のチャシを見てきていますが、こんな風に壕が複雑に形成されているチャシは同じ根室半島チャシ跡群のチャルコロフイナ1・2号チャシか標津町のタブ山チャシくらいしか思いつきません。そういう意味でも貴重なチャシだと思います。(2019/5/2)

















【城 跡 名】トーサムポロ沼2号チャシ(トーサンポロL1チャシ)
【訪 城 日】1999年7月30日
【所 在 地】北海道根室市温根元(おんねもと)
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:弧状1条
【訪 城 記】
サツコタンチャシを過ぎてしばらくすると、トーサムポロ沼が見えてきます。この周辺には6つのチャシが散在しています。
トーサムポロ沼2号チャシは、橋を越えた台地上、つまり4号チャシと向かい合った台地上にありますが、これも道路工事で一部破壊されているようです。壕が一条あるようですが、標柱・遺構は確認できませんでした。
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。

【城 跡 名】トーサムポロ沼4号チャシ(トーサンポロR1チャシ)
【訪 城 日】1999年7月30日
【所 在 地】北海道根室市温根元(おんねもと)
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:弧状(?)2条
【訪 城 記】
サツコタンチャシを過ぎてしばらくすると、トーサムポロ沼が見えてきます。この周辺には6つのチャシが散在しています。
トーサムポロ沼4号チャシはトーサムポロ沼を渡る橋の手前の左側台地上にありますが、道路工事で一部破壊されているようです。二条の壕が認められるようですが、遺構・標注とも発見できませんでした。
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。

【城 跡 名】トウシャム1号チャシ
(トーサムポロL3チャシ、トーサムポロ湖東岸チャシ)
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日
【所 在 地】北海道根室市温根元(おんねもと)
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:弧状1条
【訪 城 記】
サツコタンチャシを過ぎてしばらくすると、トーサムポロ沼が見えてきます。この周辺には6つのチャシが散在しています。
トウシャム1号チャシは、トーサムポロ沼2号チャシの北側に突出した岬状にあり、半円状の壕があるようですが、遺構・標柱とも確認できませんでした。
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。(1999/7/30)

コンブウシムイチャシの次はトーサムポロ沼周辺にあるチャシ群です。まずはトウシャム2号チャシを探してみましたが、見つけられませんでした。1号チャシはトーサムポロ沼を渉橋の右側奥に標柱が立っている台地があったので、あれがたぶんそうなのだと思います。でもそこまでたどり着くには笹藪を数百mも漕いで行かなくてはいけませんが、そこまでの元気はありませんでした(T_T) というわけで望遠で写真を撮ってよしとしました。 (こればっか(^^;)) (2002/5/5)

【城 跡 名】トウシャム2号チャシ
(トーサンポロ沼5号チャシ、トーサンポロR1西チャシ)
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日
【所 在 地】北海道根室市温根元(おんねもと)
【形 態】面崖式
【主な遺構】空壕:弧状1条、短壕1条
【訪 城 記】
サツコタンチャシを過ぎてしばらくすると、トーサムポロ沼が見えてきます。この周辺には6つのチャシが散在しています。
トウシャム2号チャシは、トーサムポロ沼河口の西側海岸台地上にあり、円形の壕があるようですが、標柱・遺構は確認できませんでした。
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。(1999/7/30)
コンブウシムイチャシの次はトーサムポロ沼周辺にあるチャシ群です。まずはトーサンポロ沼の海に近い北側にあるらしいトウシャム2号チャシを探そうと思い、トーサンポロ沼を渡る橋の手前で車を止めて周辺を見て回りましたが、必ず立っている「根室半島チャシ跡群」の標柱も見あたらず、とうとう見つけられませんでした。もっと手前だったんでしょうかねえ?(2002/5/5)
【城 跡 名】ヒリカヲタチャシ(ピリカヲタチャシ、トーサムポロ沼1号チャシ、トーサムポロL2チャシ)
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日
【所 在 地】北海道根室市温根元(おんねもと)
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:弧状2条
【訪 城 記】
サツコタンチャシを過ぎてしばらくすると、トーサムポロ沼が見えてきます。この周辺には6つのチャシが散在しています。
ピリカヲタチャシはトウシャム1号チャシ、トーサムポロ沼2号チャシの北側にあり、これも円形の壕があるようですが、標柱・遺構は確認できませんでした。
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。(1999/7/30)

トウシャム1号チャシを望遠で撮影したあと、今度はトーサンポロ沼を渡る橋の左側(北側)にあるというピリカヲタチャシを探しました。橋の近くにある漁港の辺りをよく見ると標柱らしきものが立つ台地が漁港の方に突き出ていたので、これがそうだろうと思い近づいてみると、その麓に「ヒリカヲタチャシ」と書かれた看板を発見しました。
裏側は笹藪で近づけそうもなかったので、下から登ってみようかなとも思いましたが、ちょっち崖が急だったので下から写真を撮るだけにしておきました。(こればっか(^^;)) う~ん、今にして思えばあれくらいなら登れたような気もします(^^;) (2002/5/5)




【城 跡 名】ヲンネモトチャシ
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日
【所 在 地】北海道根室市温根元
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:方形1条、半円形1条
【訪 城 記】
トーサムポロ沼を過ぎてしばらくすると温根元の集落がありますが、この集落の北西の岬上にあり、円形の壕があるようです。ここは道路沿いに例の標柱があり、そこから見える岬上に説明板らしきものが見えました。ここも本当は遊歩道があるようですが、草に埋もれとても歩ける状態ではありませんでした。
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。(1999/7/30)


(中央奥に説明板が見えます)
ここは看板と標柱が見えたものの、やはりそこまでの間には草藪が... そこで近くの民家の前で子どもたちが遊んでいたので、その民家でお母さんらしき方に近づく方法はないか聞いてみたところ、「チャシなんて知りません」という冷たい返事... 不審者と思われたんだろうか(T_T) しかし自分のうちの裏にあるチャシを知らないとは。
仕方ないので、何とか他の場所から草藪を漕いで何とか近づくことができました。このチャシは御供餅をずらして2つ重ねたような形をしていて、なかなかきれいでした。で、結局あとから漁港の方から浜づたいに行くとチャシに近づけることが判明... 疲れた(--;)
ちなみにチャルコロフイナ1号・2号チャシやノッカマフ1・2号チャシもそうですが、このチャシも国史跡に指定された時に遊歩道が整備されたようなんですが、すっかり草に埋もれていてどこが遊歩道なのかわかりませんでした(T_T) (2002/5/5)








【城 跡 名】ポンモイチャシ
【訪 城 日】1999年7月30日・2002年5月5日
【所 在 地】北海道根室市納沙布岬
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:弧状2条
【訪 城 記】
とうとう納沙布岬にたどり着きました。雨が相変わらず降っているので近くの土産物店で少し休憩(^^;) 無料サービスのカニの鉄砲汁がとっても暖かく美味しゅうございました(^^)
このチャシは納沙布岬の南側二突き出た岬上にあります。例の標柱は相変わらず草に埋もれておりました。壕は二条あるようですが、海岸へと下る道の途中より、このチャシを横から見ることができましたが、付け根の辺りが少し窪んだように見えたのでそこに壕があるのかも知れません。
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。(1999/7/30)

ここは北海道の東の果て、納沙布岬の近くです。場所は前回でわかっていたのですぐ到着しました。丁度上ノ国の比石館に似た形(こちらの方がずっと小さいですが)で、岬の付け根の部分が狭くなっていて、そこに壕が2本あります。写真を撮っていると雲行きが怪しくなってきたのですぐ車に戻ると、晴れていた空があっという間に雨空に変わってしまいました(T_T)
それでどうしたもんかと考え、花咲港の近くにある根室市郷土資料展示センターに向かうことにしましたが着いてみたら休日は休館(T_T) その頃もまだ雨が降っていたので、その後は落石岬の方にあるアフラモイチャシ・ニノウシチャシに行く予定を変更して、標津方面に向かいました。(2002/5/5)




【城 跡 名】ニノウシチャシ(落石チャシ)
【訪 城 日】1999年7月30日
【所 在 地】北海道根室市落石
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:弧状1条
【訪 城 記】
納沙布岬から根室南東南岸をしばらく下り、落石岬へと向かいます。この岬のある落石半島には落石港の南岸の台地上にニノウシチャシ、半島西岸にアフラモイチャシがあります。「城郭体系」によるともう一つ半島南端の落石崎灯台山にチャシがあるようです。
ニノウシチャシは港から眺めてみましたが、雨のせいか周囲に靄がかかっていたためよく確認できませんでした。

(霧でよく見えん...)
【城 跡 名】アフラモイチャシ
【訪 城 日】1999年7月30日
【所 在 地】北海道根室市落石
【形 態】丘先式
【主な遺構】空壕:弧状1条
【訪 城 記】
納沙布岬から根室南東南岸をしばらく下り、落石岬へと向かいます。この岬のある落石半島には落石港の南岸の台地上にニノウシチャシ、半島西岸にアフラモイチャシがあります。「城郭体系」によるともう一つ半島南端の落石崎灯台山にチャシがあるようです。
アフラモイチャシは灯台へとつながる道を上がっていったところ、途中でゲートが閉まりあとは徒歩でしか行けないようでしたので、天候のことを考えあきらめて次へと進みました。
このチャシも「根室半島チャシ跡群」の一つです。
