チンギス・ハーンというとモンゴル帝国というユーラシア大陸全域に広がる大遊牧帝国を築いた英雄ですが、そのモンゴルに対する一般的な印象はあっという間にアジア・ヨーロッパを席巻し、あっという間にいなくなってしまったという感が強いかもしれません。
ですが、彼の子孫はユーラシア大陸各地に、何世紀にも渡ってその血脈を受け継ぎ、チンギス・ハーンの一族の血統は特別なものとして継承されてきました。このコーナーではそうしたチンギス・ハーンの一族について紹介していきたいと思います。
【参考文献】
『世界帝王系図集』 下津清太郎/編 近藤出版社
『チンギス・ハーン』 岡田英弘 朝日新聞社
『モンゴル帝国史』 ドーソン 平凡社
『世界各国史12 北アジア史』 護 雅夫・神田信夫/編 山川出版社
『世界各国史16 中央アジア史』 江上波夫/編 山川出版社
『チンギス・ハーン上巻 草原の英雄蒼き狼の覇業』 学習研究社
『チンギス・ハーン下巻 狼たちの戦いと元朝の成立』 学習研究社
『蒙古世系』 中国社会科学出版社
「チャハル・八オトクとその分封について」 森川哲雄 『東洋学報』58-1/2
「ダヤン・ハガンの年代(下)」 岡田英弘 『東洋学報』48-3
「ダヤン・ハガンの先世」 岡田英弘 『史学雑誌』75-8
「ドルベン・オイラトの起源」 岡田英弘 『史学雑誌』83-6
※系図情報提供:
このシリーズを始めるにあたっては、梅宮直也さんおよび故斎木哲也さんに大変多くの情報をいただきました。ここに厚く御礼申し上げます。また、若くして亡くなられた斎木さんのご冥福を心よりお祈り致します。
